Tanet通信を振り返って

Tanet通信を振り返って

ぬうびじょんくらぶの巻頭を飾っている特集のTanet通信。
今回はその総集編として、今までご登場いただいた35名の皆さまのお話の中から、ほんの一部ですがご紹介させていただきます。
各号の全文は季刊ぬうびじょんのページに掲載じております。

220号 今が絶好のチャンス!
川島 譲× 多根 裕詞


255_tanet220.jpg

多根
すべてね、(日本は)150年前から欧米に遅れをとっていたから。教育から軍備、産業、すべて。自分で考えずにいた模倣の歴史。もっと自分で考えて、ヨーロッパの人やアメリカの人が「あ、そういうのもあるのか」と言うモノをつくらないといけない。
川島
ところが、残念ながらみんな坂の上の雲でさ、すでにあるやつを目指すことから始まっちゃったからね。自分で考えたものではないから。日本オリジナルのものをもっと突き詰めれば良かった


221号 タネが危ない
野口 勲× 多根 裕詞

255_tanet221.JPG

微生物を集めるだけの窒素などを植物が根毛から出している。そこに植物と、土の微生物とが一緒に生活する環境ができる。肥料もいらないし、農薬もいらないし、できた作物は美味しくて、重量感があって、切っておくと水分だけが抜けて腐らず、タネだけが黒く追熟していくんです。なるほど植物ってのは自分の子孫を残すために生きてんだってことが良くわかる。


222号 藻からオイルを
渡邉 信× 多根 裕詞

255_tanet222.jpg

今まで行っていたのは、燃料を取るプロジェクトだったのですが、人間が苦労しても絶対に作れないものを藻は94%の純度で作ってくれているのに、そいつにいきなり火をつけなくても...と。石油も40年で枯渇すると言われています。ということは、40年後には飛行機だけじゃなくて石油から作る諸々の製品の材料がなくなってしまうからたいへんです。だから今のうちに、それを作れるようにしないとまずいですよね。


223号 一人ひとりの夢と志を引き出す「人間」教育
太田 惠美子

255_tanet223.jpg

「自由」って言葉がすごく重要なの。選ぶ対象も自由、表現も自由。一人ひとり違っていいの。自由こそ皆が求めて、それこそ戦争まで起こしているわけでしょ。
20歳になったら「酒飲んで暴れて何が悪い」と何でも勝手にすることが自由だと勘違いしちゃう。人を傷つけてまでも味わう自由は自由ではないし、この絵を描いた子どもたちは自由ってものについていろんなことを感じ取っているの。自由に表現するってことは最後まで責任を持つことだって。自由イコール責任。


224号 命のロウソク「テロメア」を伸ばす生き方
白澤 卓二


255_tanet224.JPG

2005年以降、デンマークのクリステンセン教授が913組の双子を調査しました。双子でも老けて見える人と若く見える人がいるのです。10年間追跡して調査すると、老けて見える人が先に亡くなります。見た目が寿命に関係しているということを証明した初めての研究でした。また、見た目の年齢と寿命を予測できる因子が一個だけ発見されましたが、それがテロメアでした。


225号 未来をひらく個人の直接投資
小松 真実

255_tanet225.jpg

被災地の応援ファンドは半分寄付させていただいています。金銭的なリターンと、金銭じゃないリターンがあるのかなと。自分のお金が役に立っているということを実感していただくことだと思っています。
儲かりそうに見えるかどうかよりも、やっぱり共感できるかどうか、応援できているかどうかが大切です。


226号 人の住む町に―コミュニティの再生を目指す―
古川 康造


255_tanet226.jpg

私たちがやっているのは単に商店街の再生ではなく、丸亀町に住んでみたいよね、と言われるようなパラダイスをいかに作るかということですね。まずは住宅整備です。避けて通れないのが医療の問題で診療所を開設しました。
次に介護施設、さらに生鮮食品の新しい流通市場、広場の整備、ホームセンターの誘致、温浴施設、保育所や小学校の経営までも視野にいれています。


227号 気づいているでしょうか、わたしたちは。
野老 真理子

255_tanet227.jpg

社員が、お客さまと社員という立場で会うのと、一緒に道を掃除する仲間としての会い方では違いますよね。お客さまと社員だと「お客さまは神様です」みたいになりますが、これってやっぱり変ですよね。地域の中では、家に帰ればPTA同士ですし、お互いに掃除する仲間ですよ。掃除の時に、その仕事ぶりを受け止めてくれて、信用して訪ねてきてくださる。いろんな出会い方をしてお客さんにもなるということだと思います。


228号 真の自立を目指すミクロネシア連邦
多根 伸彦

255_tanet228.jpg

1914年当時、ミクロネシア諸島には5万人の島民が住んでいましたが、そこへ8万5千人もの日本人が移住したそうです。それまではスペイン、ドイツは植民地として隷属的に島民を統治していたのを、日本は同化政策を取り、学校をつくり、島民と一緒に汗を流して農地を開拓したと伝えられています。


229号 女性の決意 ―自分の足で生きていこうよ―
釜本 美佐子

255_tanet229.JPG

今よく「自立」といいますが、視覚障がい者として、そして、高齢者として自立しなければいけないと思うのです。「歩く」ことはヘルパーさんにお世話になっていますが、料理はまだできます。それから部屋の掃除は掃除機がやってくれますし、洗濯は洗濯機がやってくれる。大げさに言えば「ちょっとくらい机の上にホコリが溜まっていても人間死なないわよ」と言っています。
できるだけ風邪を引かないようにする。風邪を引いても、医者には行かず、むやみやたらに薬を飲まない。自分で治す。私の生活スタイルをいうと皆さん「ストイック」というけれど、私はその中で楽しんでいます。


230号 『公憤』が導く、カッコイイお金の使い方
澤上 篤人

255_tanet230.JPG

私の「面白い」という判断は、世の中を問題視することから始まります。『公憤』。つまり私的な憤りじゃなく、もっと根本的なこと。世の中を「放っておく」のではなく、子どもや孫たちに対し大人として「何とか責任を果たさないといけない」という思いです。
1人でやるよりもみんな集まったら、すごくカッコイイお金の使い方ができます。我々がどんどんお金を使うようになっていったら、よい面白い話がどんどん出てくる。そして、それが繋がっていく。


231号 「ベトナムの赤ひげ先生」の夢
服部 匡志

255_tanet231.JPG

欧米の医師が(ベトナムに)よく来るのですが、それは練習をするためです。僕もそんな風に思われていたようで、最初はナースや周りのスタッフが全然協力してくれなかった。その中で、少しずつ僕のことをベトナムのスタッフが理解してくれ、「本当にこの人はベトナムのために来たのだな」とスタッフに理解されるようになると、積極的に協力してくれるようになりました。


232号 自然親和の国から自然疎外の国に還って
村尾 行一


255_tanet232.jpg

クラインガルテンの本質は都市に田舎を持ち込むことであり、市民はここで余暇に野良仕事や読書や食事や睡眠やらを行うのだから、平均敷地面積120坪の上には農地ももちろんあるが、それより広いのは草地、そして花壇に果樹と普通の樹木が何本か生えている。さらに大事なのは居間・寝室・炊事施設とトイレ・シャワーのある小ぶりの建物があることだ。


233号 巨大地震にどう備えるか
岡村 眞

255_tanet233.jpg

日本人ほど将来に対して悲観的に思っている国はありません。人口減少、少子高齢化社会。アメリカ、ドイツ、イタリアもそうですが、彼らは決して悲観していない。新しいモノを次々に生み出して、より綺麗で住みやすい街にし、空間が生まれ人口が減れば、それを公園にしたりしている。日本はどういう幸せを見つけていくのかが問われている。そのモデルがないから、みんな不安がっているのです。中国に負けているなど考えず、どうやって希望を見出していくかです。


234号 国境を越えた信頼づくり
青木 徳鮮

255_tanet234.jpg

故 多根裕詞社長は「まず自分ではなくその国の人たちのために何ができるかを考えなさい」と言われました。この概念で活動すると、なぜか不思議な出会いに恵まれます。フィリピンで支援活動を行ったことは、おじいちゃん(フィリピンと私を繋いでくれたお客さま)のご家族やドクター、その親類の方々にもたいへん感謝されました。さらに、苦戦していた出店も決定しました。それには共感してくださったドクターたちの多大な力添えがあり、新たな恩を感じています。 


235号 二度と戦争をしない知恵
多根 裕詞

255_tanet235.JPG

私が子どものころには、欧米の植民地主義に対抗する気持ちがありました。少年たちはまだ見ぬ南の島で、理想的な国家を築く「海洋少年隊」を目指していました。ある意味、大義名分に過ぎなかった大日本帝国の「大東亜共栄圏」構想も、当時の少年たちは、本気でその理想の実現を夢見ていたのかもしれませんね。当時子どもたちに人気の漫画『冒険ダン吉』のモデルが、このトラック諸島で酋長となり、島の発展に貢献した「森小弁」であるというのも偶然とはいえないでしょう。


236号 南三陸町のそれから
後藤 一磨

255_tanet236.JPG

津波により、多くのものを失い気付いたこと、それは本当に大切なものは何であるかでした。人と人とのつながり、命を支える根っこには自然があること、物の豊かさには限界があること、人の力は万能ではないことなど、多くを学びました。
犠牲者に報いるために、残された私たちが何をなすべきかを考えます。それは震災で学んだことや気付いたことを、未来への指針とすることではないでしょうか。


237号 疲れ目と眼精疲労は違います
森岡 清史


255_tanet237.JPG

暗い環境での使用や明るすぎる画面設定は、目を疲れさせますから、避けた方がよいですね。スマホの場合は近距離で長時間、画面を見続けることになり、近くにピントが合いっぱなしの状態です。眼精疲労になると急に遠くを見ようとしても、すぐにピントが合わなかったりと、常に近くも遠くもぼやけるようになります。


238号 未来を創る金融
新田 信行

255_tanet238.jpg

金融をビジネスや金儲けと考えるから解らなくなるのです。公共的なものだと思えば、意外と答えは近くにあります。
元々私たちの原点というのは、街づくりなのです。街が住む人にとって住みやすく、商店の人も活気がある、そういう良い街づくりです。地域信用組合っていうのは、その地域から出られないのです。私たち自身が地域の一部だということですね。


239号 心からピュアなゴールドをお届けしたい
ピエール・オリヴィエ・シャーヴ

255_tanet239.jpg

世界中の中央銀行が金融緩和をするということは、お札を大量に印刷することで、貨幣価値が下がっていくことを意味します。金の価値は不変ですが、貨幣価値が下がるのです。貨幣価値が下がっていく中、金のように価値が変わらないものに対する関心は高まるはずです。


240号 奥出雲に根付く百姓魂
佐藤 忠吉

255_tanet240.JPG

「農」と「農業」の違いですが、農は自分たちが食べるもの。しかし、そこに業が入ると儲けないといけません。「人のために耕作するのではなく、自分のために」という原点に帰ればいと考えます。人の為と書いて「偽り」になります。「人のためではなく自分が安心できる物」を食べるのです。食べる側の立場に立って、作るかどうかが大切です。命のあるもの、それを食べて生きているのですから。


241号 一人ひとりが行動すると変わるんです
井上 保子

255_tanet241.JPG

先日、出資者のお一人が「お金を持って死ねないし、出させていただいてありがたいのよ」と仰るのです。出資の募集が終わってからも「今度やるときは絶対声をかけて」と言ってくださる人も多くいらっしいます。
お金を出していただいて感謝されるなんて不思議ですよね。それだけ、ちゃんとこのお金を生かさなければならないと思っています。


242号 自然と共に生き、繋げていく
白山 洋光

255_tanet242.jpg

私たちは「祖父母の生きた生活や生き様」を見ることができた最後の世代だと思います。
自然の中で暮らす、道具を作る、火をおこす、ご飯を炊くということを通じて、教えを次の時代へ繋げられる役になり、それらを体験してもらいたいと思っています。


243号 人生60歳からが面白い
森部 好樹


255_tanet243.jpg

自分の人生、60歳を過ぎたら自由に描けるのです。こんなに嬉しいことはありません。どんどん歳は取ったほうがいいとも感じます。例えば、日本フルマラソンランキングというものがあるのですが、65歳の時に日本で87位だったけど、73歳になったらベスト10に入れるかもしれません。そうしたら早く73歳が来ないかなって言っている人がいます。物事ってそういうことです。切り口を変えるとハッピーになれる。何でもできてしまうのですよ。


244号 一度きりの人生を楽しみたい
松場 登美


255_tanet244.jpg

日本が迎えた人口減という現象は、もしかしたら役割があるのかもしれません。人口減を悲観するのではなく、人口が少なくても、経済発展が緩やかでも、こんなにも幸福な場所があることを世界に知ってもらうのは、意味のあることではないでしょうか。私は他の国のことはあまり知りませんが、日本の文化は素晴らしいです。質素、倹約に加え「もったいない」「ありがたい」といった英語にも訳せない言葉があります。豊かな精神文化があると思います。


245号 現代の花咲じいさん
福楽 善康

255_tanet245.jpg

ここに世界が直面している問題があると思いました。土が固くなっているのは、化学肥料の使い過ぎなのです。土壌改良剤を与えて土を再生することで、植物が根を出します。土は有機物です。牛馬の堆肥は1年でできますが、土は何億年もかかってできたもので、いわば鉱物資源の石油と同じです。植物が育つのには5つの条件がいります。水・養分・光・温度・酸素です。植物は根に酸素が必要です。酸素を取り入れる、これが再生に一番大切なことです。


246号 ないのなら自分で創る
竹内 薫

255_tanet246.jpg

今は社会が大きく変わる第4次産業革命期と言われており、受験を突破すれば一生安泰だ、という時代は終わっています。大切なのは、子どもが「自ら知識を取りに行く」クセをつけること。誰かに与えられるものではなく自分で探求し、アクティブに知識を取りにいく。そういうクセがついていないと生き残れない社会になるのです。自分で考えて、自分で創っていく。大人が学び続ける姿勢を教えることがとても重要なのです。


247号 ふる里の価値に気づく
宇田川 和義

255_tanet247.JPG

奥出雲は神話の時代からこの土地が特別の場所であることが語られています。そして、1400年に及ぶ、たたら製鉄による鉄穴流し跡は水田として蘇り、稲作と和牛飼育が営まれ、木炭生産で伐採した跡は蕎麦を栽培し、その山林は30年経つと元の広葉樹林が蘇るという独特の資源循環型の農村が形成されています。


248号 一人でも多くの患者さまを助けたい
赤星 隆幸

255_tanet248.JPG

65歳を過ぎると、白内障適齢期で、誰でも多かれ少なかれ、白内障が出てきます。そうなるとメガネでは矯正できなくなり「見えないから危ない、人も多いので怖い」となって、外に出たがらない。家の中で本を読もうと思っても疲れる。早く手術をしないと、若い年齢の時に、楽しめる時間を損します。


249号 イノベーションが開く未来
仁野 覚

255_tanet249.jpg

イノベーション(技術革新)というものがないところには改革はできません。新しい商品がでるとマーケットのリーダーになります。しかし、リーダーは永遠にリーダーたりえない。リーダーは必ずそれに変わるものを創造したり、改革・改善をしながら、その延命を図っていかないといけない。日本でもだいたい企業の30周年説が言われるじゃないですか。何もしなければ30年で潰れるということです。


250号 治さなくてよい認知症
上田 諭

255_tanet250.JPG

まず基本は「認知症という病気が治らない障がいである」というのを認めることからです。「治りますよ」と言っていれば患者さんも家族も希望を持ち、優しい言葉のように思えますが、今の医学では薬を飲んでも治らないのです。
治らない障がいと世の中の人がみんな認識したらもっと対応が変わってくるでしょう。気持ちを理解して、優しくできたり気遣ったりできる。その「情」を人はみな持っていると思います。


251号 「ホスピタリティと資本経済」の時代
山本 哲士

255_tanet251.JPG

「サービスと商品」の時代は常に何かが欠如していました。衣食住が足りない、教育が足りない、医療が足りないなど。そこで、均一的な大量生産で最低限の商品やサービスが提供されてきました。
しかし、そうした消費社会が行きつくところまできた。では、どう変わるか?「それぞれ個々人にあった、その個人にふさわしい、しかるべきものを提供する」経済の時代に変わってくるのです。


252号 三城はこれからがもっと面白い
多根 幹雄

255_tanet252.jpg

三城は、他が真似できない付加価値をお客さまに提供して、お客さまを歓ばせたり、驚かしたりするのが得意で大好きです。しかも、大量生産の時代にありながら、「お一人おひとりにお合わせする」ことを目指してきた企業です。そういった意味で、ようやく本来の三城らしさが求められる時代がいよいよやってきたな、と思っています。


253号 豊かな日本の知的財産を世界に
新阜 秀朗

255_tanet253.JPG

日本という国は非常に面白くて、新しいキャリアのチャンスを与えてくれます。例えば、国連大学の会計士であった人が突然リーマン・ブラザーズに来て、ヘッジファンドのトレーダーになったり、弁護士であっても、投資銀行の銀行員に変わることができる。いろいろなオプションを広げてくれるオープンな面があります。


254号 腸内細菌で免疫力アップ
藤田 紘一郎

255_tanet254.jpg

免疫力を高める生活をしている人はガンにもならないし、いい生活ができるんですよ。それから、年を取ってガンになっても、抗がん剤や手術なんてしないほうがいい。私はガンになっても何もしないと決めています。年を取って、免疫力を下げるようなことをしてはいけないのです。私は、健康診断も受けません。健康診断を受けない人の方が長生きして、受けた人が早く亡くなっています。