お陰さまで30周年

オーストラリアシドニーのチャッツウッド店の様子


お陰さまで30周年


古くからの日本の文化

 2015年12月に全日空がシドニー~東京便を16年ぶりに開設し日本航空とカンタスと合わせて3便が毎日運行するようになってから、日本に行かれたお客さまが増えました。旅行先は東京、京都は勿論ですが、北海道のニセコスキー場も人気のようです。旅行者の増加やインターネットの発達で、日本は他のアジアの国とは違ったイメージが浸透してきました。

 一般的ではないものの、日本の文化はオーストラリアにも古くから存在しています。私事ですが、オーストラリアで剣道の稽古に通っております。シドニーでは毎日どこかの道場で稽古ができて、今年は40回目のオーストラリア全土による剣道チャンピオンシップが行われるほど、昔から続いております。剣道だけでなく空手、柔道は当然ながら、合気道、居合道、茶道、華道の習い事の他、盆栽、錦鯉などの日本でも一般的でない趣味も定着しているようで驚きです。


アニメと日本食

 日本のアニメは昔から放送されていたのですが、英語で吹き替えているためオーストラリアの人々には、日本のアニメと認識されていませんでした。日本のアニメとしての認識が広まったのは1999年から現在まで放送が続いている、ポケットモンスターの力が大きいです。ピカチュウは日本のキャラクターとして、子どもから大人まで愛されています。ポケモンブームに伴って、日本のアニメやマンガ、ゲーム、コスプレが注目され、2007年より関係のイベントが開かれるようになりました。今年は2万人が参加したようです。日本の伝統的な文化だけでなく、こういった新しい日本文化も浸透するようになりました。アニメがきっかけで日本文化に興味をもち、剣道を始めたオーストラリア人も少なくありません。

 1998年に赴任した頃は、昼休みにパックに入った寿司を食べていると「生魚を食べるのが気持ち悪い」と露骨に言われました。しかし、近年はスシロール(巻き寿司)が一般的になり、学校でもカフェでも売られるまでになりました。日本食ブームは今も続いており、行列のできるラーメン店や予約で一杯な日本食レストランも珍しくありません。肥満大国のオーストラリアでは、日本食は健康的と人気です。最近では日本の食材だけでなく、日本酒も簡単に手に入るようになりました。

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オーストラリアで人気の寿司ロール


接客は日本人に

 パリミキオーストラリアもお陰さまで30周年を迎えることができました。渋谷店をモデルとしたエンターテイメントの店に3年前に改装してから、日本に行かれたお客さまから渋谷店だけでなく、全国各地のミキのお店の写真を拝見するようになりました。

 30年前や20年前は日本のメガネ店としての認知は低かったですが、今では私たちが日本人と分かると日本人の社員に接客してもらいたい、日本人の社員に掛け具合の調整をして欲しいとご指名をいただきます。エンターテイメントの店だからこそ、技術や接客、商品でお客さまに楽しんでいただくように心掛け、お客さまが期待する日本人のイメージに応え続けております。 


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パリミキ オーストラリア  向井 佳樹