店頭から地域へ


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パリミキ シアトル ビューキャナン佐和子

 私が住むアメリカは、慈善事業が盛んです。高校や大学卒業の必須単位として、ボランティアの時間が重視されているほど、小さいころから社会奉仕は身近なものになっています。このシアトル支店でも、地域に喜ばれる奉仕活動を3年前から始めております。

 あるお客さまがメガネの調整にご来店されました。そのメガネはお持ちになられた方のものではなく、ご高齢のため安易に外出できない老人ホームにおられる方のものでした。メガネを見たところ、その方に会って調整が必要だったため、老人ホームに伺いました。お会いしましたら、メガネの鼻あてをあてる部分が真っ赤になっていて、かなり前からお困りだったようです。このことがきっかけで、その施設に月2度ほど訪問し、メガネの調節、お手入れの奉仕活動を始めました。

 この施設は、日系高齢者向けに1975年に設立され、現在は、約200名のアジア系高齢者の方がお住まいになられています。私たちのほかに、散髪、マッサージ、歌、体操、アートクラフトを教えるボランティアの方たちもたくさんいます。その中には、90歳の方が施設開業当時から、現役でボランティア活動をされていて、私たちも多くの刺激をいただいております。今までの仕事内容が、店頭だけではなく、地域の方々のお役にたてていることが、私自身の日々の活力にもなっております。

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老人ホーム「日系マナー」