もう少しの時間が必要

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金鳳堂マレーシア 益川真実

 クラウドファンディングのマレーシアでの状況ですが、私を含め、わたしの周りの人は殆どその存在を認識してませんでした。また、募金活動などの従来型の寄付活動も日本などに比べ活発だとはいえません。先進国に比べて遅れていると言えますが、マレーシアの独特の理由も考えられます。 
 まず、経済発展の途中で、まだ多くの人が心の豊かさよりも物の豊かさを享受している最中です。また、発展途上国にあるような極貧層の存在はマレーシアでは少なく、18歳までの公立学校での学費は全額政府負担で無料です。
 加えて、地震、台風など大きな自然災害がほば皆無ですので、被災者といった人たちが殆ど存在しません。そうした背景から世のため人のためという助け合いの土壌が生まれ難いという点が指摘できます。家族、親戚、隣近所の繋がりが日本より強く、困った時はまずはそうした身の回りの人に頼るというのが一般的のようです。
 知人のマレーシア人の中には、インターネットなどでクラウドファインディングを見たことはあるが、新手の詐欺と疑っている人も多く、クラウドファンディングがマレーシアで一般的になるにはもう少し時間がかかるように思います。