暮らしに根付くチャリティー文化

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パリミキ イギリス ロンドン店  谷澤美穂乃

 クラウドファンディング・・・あまり耳にすることがない言葉ですが、多くの人々から小額の寄付を募って資金調達をすることです。イギリスでは、この言葉よりチャリティーという言葉を毎日どこかで耳にします。子どもの頃から学校で教えられているチャリティー文化。慈善事業の盛んなイギリスでは、多くの慈善団体が様々な分野で活動しています。イギリスは、皆様もご存知の「ゆりかごから墓場まで」と社会福祉が充実している国です。この社会福祉が充実していればこそ、人々が一層他人へ目を向けられるゆとりがあるのではないでしょうか?イギリスでは、現在大小さまざまなチャリティー団体が20万以上あるといわれています。小児病院への募金、がん治療の研究活動への募金など、人々が身近にチャリティーを感じています。
 イギリスの目抜き通りに数件のチャリティーのお店を目にすることがあります。このお店は、家で不要になったものをみんなが持ち込んで、販売してもらったお金を寄付金に当てるのですが、お互いの相互関係がうまく働いているいい例です。
 ロンドンで春の風物詩として、ロンドンマラソンがあります。もちろん世界の名だたる選手も参加するわけですが、市民ランナーも多く参加します。毎年参加者の4人に3人がチャリティーランナーと発表されており、いかに多くの人が慈善事業に賛同、参加して資金集めのためにマラソンをするわけです。
 単なる利益追求ではなく、みんなの暮らしに根付いているチャリティー文化。ロンドン生活で大切にしていきたいですね。