考え方次第の自立

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マーケティングディレクター パトシーリム

 成功とはどのような意味でしょうか。キャリアを積むことや有名になることでしょうか。私は成功とは自分自身に価値を見出し、好きなことをして幸せでいることだと思います。
 幼い頃から好奇心旺盛で新しい発見をすることが好きでした。そんな私が仕事に選んだのはマーケティング。私はマーケティングとは「ハッピービジネス」であると思っています。世界各国を担当し、そして現在のモンゴルのウランバートルにたどり着きました。
 モンゴルでの生活は驚きの連続でした。世界で一番気温が低く、大気汚染も世界でワースト10位以内。都市整備が進んでいないため停電も頻繁です。そして、遊牧民が草原を走り回るように走行車が好き勝手に車線を横断し、渋滞も多く起こります。また、モンゴルでは「マーケティング」自体がまだまだ認知されていません。遊牧民思想が根強く、古いものから新しいものへ変化することはとても困難でした。
 しかし、私は「考え方次第」という論理を使って乗り越えてきました。例えば、零下40度にもなる冬には牛肉や馬肉で体を温める正しい食事をとります。マーケティングでは、モンゴル人の興味をそそる広報活動を継続的に行いました。成功例として、モンゴル人の嗜好に定着した透明なチンギス・ウォッカに牛乳を加えた商品が挙げられます。
 決まり文句ではありますが、生き残るかどうかは「考え方次第」です。複雑で不規則なことも考え方次第で克服できるのです。勇気が必要ですが、まず恐怖感を持たず、開放的に物事を考えると、決して忘れられない感動が手に入ります。人生は1回きりです。ぜひ、好きなことをして幸せでいようではありませんか。