鉄鋼工場から芸術村へ

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パリミキ 中国 徐雯(シュウウェン)


 上海紅坊創意園は淮海路の西側にあり、長寧区、徐汇区、静安区の三つの交差地帯に位置しています。昔はこの地に鉄鋼工場があり、年間40万トンもの鉄鋼が生産されていました。そこは熱気や水蒸気だらけで、耳をつんざくような音も鳴り響いていました。
 時代の発展とともに、上海は工業から抜け出して、国際都市に変貌しました。輝かしい歴史に包まれた工場も、時の流れとともに人々を困らせる存在になりました。このような大型工場跡地をいったいどうすればいいのか、と上海の人々は考えました。
 そこで古い工場跡地とアイデアを融合し、美しい芸術の場を目指そうとなりました。彫像を建てて、古い道しるべも利用しました。工業文明の歴史は保存しながら新しい生命が注ぎ込まれました。
 古い工場は、ゴージャスな緑地に変貌しました。事務所、展覧ホール、アートギャラリー、喫茶店、レストラン及び手作り工房などが建ち、ぼろぼろの古い鉄鋼工場だった紅坊は、創意と芸術感に満ちるファッショナブルな文化園に生まれ変わりました。今は昔の面影を引き継ぎ、歴史観も守られ、風通しと安全について修繕を加えられています。
 芸術とビジネスが共に進化し、紅坊の成功はこれから上海工場の改造や、都市公衆施設の設立のよい手本となりました。この場所では、芸術、文化、創意の三つが完璧に融和されており、訪れる人に深い印象を残します。

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改造前の紅坊創意園

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現在の紅坊創意園