「チューリップ」と「ドイツ」で観光の町に

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パリミキ アメリカ  マンシー奈津代

 地域の町おこしの1つの成功例でシアトルの北約63マイル(約100km)にあるスカジット・バレーのオランダ村があります。ここは、パリミキのカスケード店の近郊にある町で、つい2・3ヶ月前にスカジット・リバーにかかっている橋が崩落したことで話題となった町です。このスカジット・バレーには川によって運ばれてきた栄養分のおかげで肥沃な土地が広がり、オランダに次いで世界第2のチューリップの球根生産量誇っています。そのため春になると、万年雪をいただいた標高3284メートルのマウント・ベーカーとカスケード山脈を背景に、色とりどりのチューリップが、どこまでも続く光景が見られます。本国オランダと気候や風土が似ているからということで、1984年にオランダ移民の人々が集まって努力した結果、現在は小さな町に数千人の観光客が訪れるような、一大イベントのチューリップ・フェスティバルが毎年開催されています。
 その他には、シアトルから東へカスケード山脈を超えたところにレベンワースという町があげられます。この町は、1960年代に寂れかかった町を復興させようと、住民をあげてドイツのBavariaを彷彿させるような観光の町へと生まれかわりました。まさに村おこしのためにドイツそのものを作った町なのです。レベンワースは、日本のテーマパークのような商業的ではなく、アメリカにあるドイツそのものといった感じの町です。メイン通り沿いには、ギフトショップ、レストラン、パン屋さん、ビアホールなどが両側に建ち並んでいます。とってもかわいいドイツ風の店構えのお店ばかりで、歩いているだけで楽しくなる山間の、のどかな町です。四季をそれぞれ楽しめるので、毎年2百万人を超える観光客で賑わっています。