コミュニティの住空間

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パリミキ・シアトル
浄徳 善行

  私の住んでいるハウジングコミュニティは、古い場所なので月々のコミュニティ会費をはらわなくても良い地域ですが、新しいハウジングコミュニティでは、月々の会費を払うところがほとんどです。
ただ、会費を払わない分、町内会長という役割の人もいないので、いろんな情報を容易には得られない。そのために近所づきあいを積極的に行っています。
 うちの近所の住人は、約半数以上がシニアでそれも同じ場所に長く住んでいる人が多いです。その分だけアメリカに住むために必要な情報が、そのシニアの人たちから手に入れることができるのです。近所では、庭掃除の道具、大工道具、の貸し借りは日常茶飯事に行っており、私たちも近所の人が病気のときには、食事を作って運んだり、また、90歳のおばあちゃんがひとり住いなので、運転免許もお持ちですが、買い物に行く時は、車の運転の代行をしたりもします。
 最近は、経済が悪くなるのと比例して、強盗が増えているシアトル地域ですが、うちの近所では、お互い留守の時には、隣近所に気を配っています。
 また、最近、60代そこそこで家を売ってリタイアメントハウジングに引っ越した人もいます。

 興味深いシニアコミュニティをご紹介させていただきます。
 大学連携型コミュニティというもので、大学の敷地内や近隣に設置されており、このコミュニティに居住するシニアは、生涯学習講座で学び、再びキャンパスライフを体験することができる。このような大学連携型のコミュニティは全米に70ほどありますが、ハノーバー市という街では、人口約1万人で、その半数がダートマス大学の関係者という学生街であり、近隣では、街のレストランで高齢者と若者が食事を楽しんでいる姿も見かけるとのことです。ちなみにこのコミュニティの事業者である「ケンダル社」はNPO法人であり地方税は納付するものの、国税は免除されている。また、居住者は家賃の一部をヘルスケアコストとして税控除されます。
 今後、どのようなシニアライフを選ぶのか、自分への課題としたいと思います。