北近畿地区  会長 寺田均

「アプレ・フクシマ」の理念のもとに新たなスタートを切ったぬうびじょんくらぶの新体制に戸惑い、まだ模索を重ねている最中です。このため、地区が主体となった行事、活動で特筆するものは持ち合わせていないのが実情です。これからいかに取り組んだらいいか・・・。
さる2月、理事・役員会を開き、協議するとともに、昨年11月末日の「東日本復興支援ツアー」の視察報告をし「活動にどう活かしていくか」についても話し合いました。
一方で、当方が福知山ユネスコ教会の会長をしている関係で、110名の全会員にぬうびじょんに提出した「南三陸町報告」(※下記)を配布したところ、大きな反響を呼び、義援金の募金活動にまで発展いたしました。まず、当協会の新年互礼会で出席会員が募金に応じてくれたのをはじめ、地元新聞を通じて、一般市民にも呼びかけてきました。募金は3月末で締め切り、宮城県南三陸町の戸倉中学校へ指定寄付する事にしました。ツアーで訪れた同中学校は高台にありましたが、高さ23メートルの津波が襲ってきたと聞きました。また、校舎にかかった時計が2時46分で止まっていたのが印象的でした。生徒も8割被災したと聞いており、ささやかながら就学支援に役立つことができることをうれしく思うとともに、このきっかけをいただいた三城とぬうびじょんに感謝する次第です。

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すべて流された、南三陸町志津川ショッピングセンター跡地に立つ筆者



ユネスコ教会就学支援提案

福知山ユネスコ教会

東日本大震災から10ヶ月が経過し、被災地は少しずつ復興に向けて歩みだしております。しかし、被災した方たちの中には、家はもとより何もかも無くした人達が大勢おられます。職を失い、収入の道を閉ざされ、どう生きていけばいいのか、全く先の見えない日々を送っておられる方も多いことでしょう。
「子どもたちをどう育てていけばいいのか」「学費の心配だけはさせたくない」など不安は絶えることはありません。この度の大震災で経済的な理由で就学が困難になっている子どもたちは、7万3千人以上と推測され、小、中学生だけでも3万4千人にものぼっています。
このような状況を考えるとき、いまこそユネスコの精神に立ち返り、平和と安心を取り戻すことが何よりの使命ではないかと思い、現在展開中の世界寺子屋運動「書き損じハガキ回収キャンペーン」の一部を「東日本大震災子ども支援運動」に向けたいと思います。
ただ全国的な募金運動の一環ではなく、福知山ユネスコ協会の独自の活動として特定募金として展開することが意義を高めることになると存じ、宮城県南三陸町教育委員会に直接募金したいと思っています。これによって寺子屋運動の精神が損なわれることはありませんし、福知山ユネスコの存在価値を高めることになるとも思いますので、ご賛同のほどよろしくお願いいたします。